続・だらだら山歩き

楢原山

8月某日 晴れ 楢原山

この山は小さい頃から聞いた事はあった。
でも行った事は無かった。
選んだ理由は比較的距離の短そうな山だから。
前回の伊予富士で自分の歩くスピードの遅さに少しびびり始めたのがこの頃である。
本当は楢原山の近くにある高縄山が最初に思い浮かんだのだが、思った以上に長丁場になりそうだったので回避。

ちなみに
新文献登山ガイド愛媛・愛媛ゆうゆう山歩き
にも記載があり、これらによると
標高1041m
歩行距離4.2km(上木地から)
累積標高差 ±580m
かいつまんで言うと、「初心者向けだと思うよ」と書いてある。

もう一つ道をそれておくけれども、愛媛ゆうゆう山歩きはどうも書店取り寄せが困難なようである。
私は運良く古本で出会えたのでありがたい。
ただどこの図書館に行っても置いてあるので貸し出しを受けるのもいい手段だと思う。

今回は上木地方面から登ったわけだが登山道へのアクセスは良好である。
8月ということもあり鈍川の川沿いは車が鈴なりで子供達の歓声が上がっていた。

登山口から登るつもりだったが、本来はもっと頂上付近まで車で上がれるとか。
いずれにせよ、離合には気を使うが舗装道路が登山口まで延びていて良好。
広いスペースの路肩に止めさせて頂く。

今回の新装備
・今回からダブルストックを導入
伊予富士の疲れからry
安くできるところは安くしたい、ということでヤフオクとにらめっこ。
カーボン製のネジじゃ無い固定の奴である。
ショックアブソーバーは付いてない。ギミックが増えると壊れやすいと信じている。
・それと帽子。
頭皮が日焼けしている気がするんですよねー できれば頭皮毛根には元気で居て欲しい。
これも安い奴を購入。キャップタイプを買ったけど、ハットタイプでも良かった気がする。
未だに迷っている。
・さらには手ぬぐい。
どんどん単価が安くなっている( ´∀`)
どこで買うのかよく分かりません。だれか教えて下さい。
でも100均のは染料が厚いのかごわごわが強い。できるだけ白いものがいいのかも。


登山口から山に入ると、昔の集落跡であろう石垣がお出迎え。
すぐさま山道に入るのだが、かなりV字に道が削れていてわりと歩きにくかった。
まずまずの急勾配。でも今思えばどこの山いってもそう思ってるよね(ノ∀` )

人工林を眺めながらどんどん登っていく。




登山道は「四国のみち」とかいうのに合流する。
楢原山で初めて歩くことになるけど、個人的にはこの「四国の道」は栄枯盛衰を感じる哀愁の道だ。
だいたいこういのって、高度成長期時代の遺産でしかなく管理されない人工物はどうしても
自然に飲まれていく。あぁ無常。
もちろん思い込みである。


道の途中ですごくいい枝振りの樹をに出会う。思わずぱちり(`・ω・´)
紅葉とか見てみたいねー どもちょくちょく来るには少し遠いのよ。


確かこのときも昼前に家を出て、昼過ぎに登り始めるという体たらく(ノ∀` )
そろそろ頂上着かないかなー 日差しがなんか柔らかくなってきたんだけどなー
とか思っているとベンチがあった。
そのすぐそばに。



コレが見えると言う事はもう頂上なの? どうなの?
とか思いながらも近寄れば圧倒される。
二代目子持ち杉



近寄ったらこんな事に。すげー

一度離れて山頂への道を。
小さな祠が奉られていた。

そして背中からこんにちはするってことは多分コレあとで着けた道なんじゃね?
と思いながらも初代様。



人生という激戦をくぐり抜けた初代様は、いつしか二代目様にそっと後を譲る。
………あれ? 雷に打たれたとかでしたっけ。
そっとじゃないですね(/ω\)



しかしマスターヨー○は三代目を失礼。
綺麗に真ん中あたりに立ってるなーと思いつつ、これから何百年と生きて行ければ三代目になってくれるのでしょう。




このへん風の通りが良くて、さらにはこんな良いもの見て、わりと気分の上では今日の山行オワター

もう一踏ん張りして山頂を目指しますよ。
もうすぐじゃないですかねー ですよねー じゃないと辛い。
と思っていると着いた!!ヽ( ^∀^)ノ



いや、私何も無いと思って上がったんですけど、この石碑の横に立派な社がありましたよ。
扉付きの。鍵は開いてました。お賽銭持って上がれば良かった。

あと良く書かれてますけど、立派な石のテーブルと椅子。
私はブトと戦ってたので堪能できませんでしたが。



これが宝塔の出土地みたいですね。
一番立派な気配があったのがなにやら人間の感性って奴ですね。
となりに神様いるいる。



帰りはピストンで登山口まで戻り、もはや記憶に無い鈍川温泉に浸かって帰りました。
時期も時間もちょうどだったのかちびっこにおじーさんがかけずりまわってました。

すごくどうでも良い事ですけど、ここに来る途中に鈍川朝倉線という標識があったのです。
かなり立派な道に。
後日走ってみました。
うん。素直に今治抜けた方が楽だったわ。これは少なくとも車の人には近道になりにくいかな?

今回はわりとさくさく歩けました。
そしてストックなんか気分が上がってきました。
この辺は最近取っつき初めて、特に山屋になりたい訳でも無いぬるい人ならではの敷居の低さですかね。
まだはっきりしてないんですけど、この頃からうすうす、フィジカルだけの問題ではなく
歩き方が悪い気がする……という(´・ω・`)

************************
にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村  /  人気ブログランキングへ

************************

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿

高瀑考 2020.7改稿

高瀑へは折掛石鎚線の始点(土管のあるところ)すぐで路面崩落のため通行止めです 2020年8月現在 高瀑は愛媛有数の自然景勝地であると思う。ただ扱いが大きいのか小さいのかよく分からない。一つに写真ではあの迫力がみじんも伝えられないという事が理由にあると思う。いっそwikiにで...