続・だらだら山歩き

石鎚山-三角点 2019.6

6月に入り週末は雨、もしくは曇り。
この日の予報は雨。
どちらにせよ雲の中だと降られるんだから雨でも同じですよね?(゚∀゚ )

 誰も居ないと高をくくってロープウェイに入ると東京からのツアー団体さん。この季節は難しいですよねぇ。明日は晴れるといいですね。
すたこらと成就に到着するも予想通りの光景(
あ、令和ですね。
ことしの山開きはどうしようかと思っていたんですが、令和元年と思ったらうーん?


予想通りの雨の中、この季節だけ防水コンデジが気になるんですよねー。といってもこの季節だけなんです。──やや、いつもぬかるんでいるところが整備されている?

足場板に足を入れているらしい。足場板ってちょっと高いイメージがある。

 しっかり登りはじめはこの看板。お山の心得的な奴。この辺りから古くは表白坂と言われた区間だと思われる。昔は階段じゃなかったからもう四肢を使いながらだったでしょうけどね?

 前半の階段祭り、この休憩所が概ね半分の区間である。わりと下山者とすれ違う。

 禅師の休憩小屋から禅師ヶ森。1600以下だったらガスガスしてなかったのかな?

 いやしかしこの日は登山道が沢の如しになっている。瓶ヶ森とか酷そう。

 階段ももはや水路である。濡れた丸太は危ないから注意ですね。

 夜明峠まで到着。かろうじて一ノ鎖小屋が見える。

 何ツツジでしたっけ……まったく思い出せませんけれども(ノ∀` )   雨だから余計なのか赤が目を楽しませてくれる。

 この辺りのマイヅルソウは今が盛りの様子。

これまでテントサイト1箇所と作業小屋跡の計2ヶ所ぐらいだったキャンプサイトが計5段に拡張されている。確かにテントはここでといいながら先着二組というよく分からんシステムだったし。

 お山はこんな感じ。今日はレンズが曇ったらピントも合いませんが(ノ∀` )

 縦走路に出て三角点に行ってみようと思ったら上がり口がよく分からない。しょうが無くシカ道なのかそれとも私のようななんとなくよじ登った人の跡なのかよじ登るとまもなく見たことのある景色登場。あぁ、晴れているとここから石鎚を見るといい雰囲気だという。

 尾根道はちょっとすごい事になっている。あれあれー? 今日は藪漕ぎをしたくないからここに来たはずなのに、なんだかなじみのある事をさっきからずっとしているぞー?( ´∀`) ──ここが石鎚山の三角点である。しかし昔の本には弥山に三角点があるという記載がある。天狗にないのは何でだみたいな話しだったが、石鎚山というのは本来南尖峰、天狗岳、弥山の3つのピークからなる山だとする考えがあってこれは正しいと思う。他方、南先鋒から三角点ピーク、西之冠岳までの一塊を石鎚とみる考え方もある。確かに、町の中からお山を仰ぎ見ると弥山を意識するのはわりと難しく、こうして広い山塊とした方が分かりやすい。

三等三角点なのはやはりこの周辺から分かれる尾根が少なく機能上の重要度が低いからであろうか?

 縦走路から戻るとまたツツジが咲いている事に気付く。他の山ではないなぁ!?

 これは弥山への登山道に戻ってのミヤマダイコンソウ。今日はピントも合わせていないからさらっとさらっと。意識しないと華やかさやかわいらしさを感じるおとはないが、確かに花が大きく見栄えが良い。これも絶滅危惧種( ´д`ll)

 二ノ鎖小屋からちらほらみるけど同定用に撮ってみる。なんでしょう白いの。弥山に到着するも、そういえばお堂が開いているのねぐらいで天狗はまったく見られず。まぁそうだわね。実は私は私なりに決め事があって、弥山まできたら身体的不安、もしくは暴風落雷の危険がある場合を除いて天狗にトライするという事。理屈じゃないんですけど、今日が良いとき! なんて時には滅多に来ませんし、よく歩くお山ですと言いにくい気がするんです。鎖は滑るのが嫌だから雨は基本回避だけどなっ!


 思いのほか沢山イワカガミが咲いている!! 実は石鎚山ってイワカガミがよく観察されるお山らしい。──今数えてみたら3年に満たない山歩き歴でこの季節5回も来ているのに、これまで意識されたことがない!!! 最近、意図しなければ届くことはない。みたいな感覚をいろんな方面で感じる。

 ガスは恐ろしく濃いし風もそれなりだが、雷雲だけが怖い。時刻的には落ち着いていると思うが。それよりもなによりも寒い! この日の気温はなんと6度。6度の雨の中強風があると普通に低体温すらある。


下が見えないから逆に怖くない(笑) しかしこの絶壁にも緑がよく見える。凄いねぇ。

天狗岳到着! 肉眼では南尖峰も見える、もともと予定していたのだけれど予想以上にイワカガミが見られたし、寒いし今日はここまでにしておこう。今日はみんな天狗岳には来ない。見られないならせめて階段の先に広場があってそこが頂上でしたじゃなくて、切り立った細尾根の先にある岩塊が山頂でしたと記憶して欲しいものです。百名山としての今のポジションは、鎖が有名だけどパスしたから階段の山だったけど見る物はあまりないという酷い扱いな気がしている( ´д`ll)

雨が降っているのでじっくり吟味は出来ず数を打ってみる(゚∀゚ ) 山に入るとあれもこれもとは欲張れないので割り切るようになるのではないか、なんて思いながら山を下る。今日の目的イワカガミ、今頃が終わりかと思っていたらもう少し楽しめるらしい、が、散った花もちらほら見られ今がピークぐらいの様子。

イワガサというらしい。

成就目前まで戻ると足下に落ちた花が。視界の中にあるはずなのに気付かない。ヤブウツギが非常に美しい。

ということで、三角点ピークを踏んでみた。今日の事をいうならば、イワカガミとマイヅルソウと名前がわからない赤い実のようなツツジがしばらく観察でき、何もないと思っていた石鎚も華やかなお山らしかった。


三角点にねじり上がった右側が違う道。左側が本来の谷筋、というか沢筋? を利用した道だった物らしい。昔のHPだとしっかり刈られていたが今は笹の中に隠れている。ちなみにお花畑はまだ少し先だけれど、キノハナコマノツメもユキワリソウもこの間堪能したところだしまた来年としよう。

最近ライトアルパインブーツを履いているのだけれど、なかなか良い歩き方の修正がいる(゚∀゚ ) いつか納得が出来るようになったらまたチラ裏として書く予定だが、やっぱりこれにはコレの良さがあって、いわゆるトレッキングブーツにはまたそれの良さがある。

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