続・だらだら山歩き

石鎚 2020.6 しっかりと雨振りの中土小屋から

前日の昼にはちょっとして雲海出る!? という様な空模様でしたが、雲の流れや気圧図を見て無理だなと判断。ということは雨歩きの可能性大。そうだ、今年はまだ石鎚に詣でていないしいくつか確認したい事もあるし行ってみよう。

そうそう、石鎚神社から、今年の大祭は行うけれど、一般参拝は自粛して欲しいと通達が出ています。詳しくはHPから見られるといいと思いますが、登山切符の記帳もないようです。私も悩んでいますが、多分自粛します。もし登るなら面河とかにしましょうか(゚∀゚ )


とりあえずbloggerの仕様変更でイライラするぐらい使いにくいです(ノ∀` ) 今はなんか元通り? 白石小屋の物販が綺麗になっているのは前回来たときもですが、この日は終日しまっていました(ノ∀` ) 登山者らしき車はなし。珍しい。


登山口で。とりあえずまだ小雨ぐらいです。


まじまじと見たのは初めてですが綺麗に看板になったんですけどね。


これはこれで味のある写真なんでしょうか? どこまで撮れるかは分かりませんが(゚∀゚ )


1400mスタートの土小屋ルートでは実は愛媛の多くの山とは異なった植生から始まります。多分このへんはウラジロモミ?


天気が良かったらこのあたりでも苦労せず別世界だなぁと思ったり。


オオバコがあるのがご愛敬ですね。それだけ歩かれている山という事ですけど。


これはなんだろうと思ったらどうも設定のある説明があるようです。見ていませんからはっきりとは分かりませんが。


まだ小雨でガスも薄いのですがいつまで……
と、思っていたらガスが濃くなってきました。雲にはいったかな?
石鎚を意識して楽しむ為にはこれも大切です。

 モミ・ツガは600mぐらいからありますが、1000m以上、1200以上ぐらいの方が現実的には多いと思いますが、ブナ・ウラジロモミがあります。さらには1700以上にはシコクシラベという四国固有種が存在しています。尚、笹原に追いやられ厳しい生存競争にさらされており絶滅も危惧されています。温暖化もありますしね……

 ハイキングゾーンが終わって、階段ゾーンに入ってきました。

ショウジョウバカマやっぱりけっこうはえているんですね。

コヨウラクツツジ。なんとなく清涼剤です。

針葉樹の大木が終わると、第一ベンチからの南面登坂が一段落。

広々とした第二ベンチに到着。

 ここからまもなく北面に入り、雰囲気が増します。でもちょっと滑りやすいので注意です。

晴れていたらいい天気でしょうねぇ。私は基本天気が悪い時しかこっちに来ていないのでいまいち。。。 あとはよろよろの時とか。。。

マイヅルソウが咲いています。もうすぐ7月なんですね。

ダオウダンツツジもうっすらと赤みが差しています。

ギンリョウソウ発見。今年は当たり年なんでしょうか? やたらよく見ます。だいたいその年はまた有るわーぐらいに思うんですけど、何年かするとまじめに写真に残しておけばよかったと後悔するんです。そう思いますけど今日はちょっと( ´∀`)

これから石鎚の直下へと進んでいきます。いつも誰かが休んでいるベンチも今日は無人。

気が付けばこのあたりにもナツドウダイがけっこう。

 さらにギンリョウソウ

赤いカタツムリ!? と、思って近付くとコヨウラクツツジの花が落ちていたようです。

あのトゲトゲはあんまり見ません。高度の高いところの植物なんでしょうか。

春に桟道が落ちたとか聞いていましたが、雨だとちょっと怖い修復です。でもあるだけ感謝。

このあたりでしっかり雨模様になってきました。ちょっと捜し物に来たんですけどぜんぜん見つかりません。御塔谷へと注ぐんでしょうね。

捜し物を探しているとギャアギャアと獣の大きな声が。 あんまりにも近くで続くなと目をやります。この日は捜し物の為に双眼鏡を持ってきていたので見てみると、サルの群れが谷の上部を横切り始めました。これは撮れないだろうなと100mm相当くもり(笑)レンズでとりあえず納めた1枚。

トリミングしました。辛うじて見えますね。こいつは群れの最後の一匹です。4~5匹ぐらいが既に谷を渡りました。この高度で猿をみるのは初めてです(゚∀゚ ) 1700m付近。

捜し物は分かりませんでした。雨の日はあんまり捜し物に向きませんね(ノ∀` ) 晴れてたらまた虫が多いんでしょうが……  表参道と合流。

この冬はこの基礎石が隠れない程度の雪でした……

前に名前を調べた気がしますが。。。  ブログ内には記載が見当たりません(ノ∀` )

先日もありましたがー(

私が子供の頃はなんだか天狗の山、というイメージでしたが、今は下の極楽寺別院のお面と、物販ぐらいな感じ。ロープウェイの所にある番付よろしくここの天狗様は別格扱いの大物なんです。一説には役小角がここの天狗であるが、氏は未だに日本中の山を飛び回っているので他の山の天狗である側面もあるそうです。

ブドウ系っぽい花を発見。

同じく蔦系のなにか実らしきもの。

これも一つ見たかったイワカガミが……落ちている!? 去年はまだ咲き誇っていた気がするんですが、今年のイワカガミはちょっと早いのでしょうか?

ちょっと咲いているのもありましたが、散っている方が多かったです(ノ∀` )

なんだこれ?

さっきのとはちょっと趣が違いますよね?

今日は明るくもないし望遠も長くないレンズなのであまりまじめに花撮る気にもならず(ノ∀` )

去年もまだあるのかーと思った気がしますが、ここのミツバツツジは四国でも有数に残りますね。

多分ちょっとレンズ拭きました( ミヤマダイコンソウの花が咲いていました。君はちょっと早くないかね?


さすがの石鎚でもオオカメノキはおしまい。

これも確認したかった事の一つ。山小屋は、開いていますね。

燃料を空輸したんでしょう。今年分とかなんでしょうか? 今思うと、これ、動くの???

食堂スペースは立ち入り禁止

飲料の販売はしてくれていました。確実な補給は長時間歩きには必要ですものね。今回初めて気付いたんですけど、水の販売もしているんですね。力水?

これも自分の目で確認したかった事の一つです。他の方のブログで掛け変わっているのを知り、また、以前の方が味があって良かったのでは? と思って実物を見ると、以前より大きくなっている気がします。現物を見る分にはこっちのほうがいいなぁ。新しいからか記念写真としてはちょっと写りの悪い子ですが。弥山頂上って、1982m無いんですが、良いの?  今年2度目の石鎚。ロープウェイが止まっていたのでいつになく少ないです。今日はまじめにコレまでの無事を感謝して手を合わせました。

稜線にあがった瞬間から凄い暴風。今日はちょっとだけためらったんですが、出来るだけ天狗を詣でる。という目標を達成すべく行くとします。中央のぼんやり黒いのが天狗の山塊。

たまに身体が持って行かれそうになります。

おや、ここにもミヤマダイコンが。


 稜線上もほとんどイワカガミ終わっていました。

 レンズを拭いてみましたが。
瞬殺(笑) 諦めます。天狗です。

 もうちょい。

今日も無事にお邪魔できました。ありがとうございます。

もどり方向、弥山です。この左、南側からのガスが山肌にそって斜めに駆け上っています。

あれ? あなたはラピュタ石。まだ有ったんですね。位置は覚えましたが、あなた以前より明らかに離れていますよね?(ノ∀` ) もう乗ったりしないほうがいいと思います。

岩の亀裂からミヤマダイコン

真新しい支持点があったところのような気がしますが、ボルトが切られて居ました。まぁ、ここ国定公園だしね(゚∀゚ ) 中国だったかの賠償ニュースを受けたんでしょうか?

 このアングルいいですね。鈴なりの人を撮ってみたいです。

岩陰に潜り込むようなマイヅルソウ。

雨がほとんど横に飛んでいるのに大爆笑して撮ってみました。家で伸ばして確認したら写っているんですが、縮小しているから分かりにくいですね

さっきほとんど水平だったんですが、ここはかぎりなく水平でした。またしても大爆笑(゚∀゚ ) 写真ど真ん中に水滴がありますが、その上に白い横に霞んだもの、あれが雨ですb

去年よりぼこぼこです。下の大きくゆがんだのはと木ですが、このあたりは落石みたいですね(; ̄Д ̄)

 実はこの日、ご飯を家に忘れてきたんですが(ノ∀` ) 風をかわせる場所を探して三ノ鎖小屋前。やっぱり風が凄いのでどっか適当に向こうに行ってからにしましょう。

では縦走路方向へ移動します。

まだテンナンショウ系のものがあります。

そしてフモトスミレが!?

このあたりがシラベの純朴林なんですが、枯れています。例に漏れずこれらもサイクルが短いので誰かが悪さをしたのかと思えるような光景になります。

しかしこのあたりの笹は葉が枯れているのがめだちます。ひょっとしてこのあたりも枯渇するんでしょうか。。。。

西之冠下のいわゆるお花畑の位置を確認するのが今回の主題の一つです。さぁどうだろう?

イワカガミ。こちらも終わりそうですがまだちらほらと花が残っていました。笹原のイワカガミはなんかいいですね。岩場じゃないですけど。

アカモノ発見!!!! 私この花好きなんですよ。以前から縦走路で見たかったので予定外ですが大興奮!!! 銅山峰のそれに比べると環境が悪いと見えて非常に小さな花です。雨だから白がめだって気づけたのかもしれません。思わずレンズカバーを外してレンズをぬぐって撮りました。


 別の株も発見。今年はもう遅いでしょうし、来年は銅山峰のアカモノ見に行こうかな。まだ満開の時期に行ったことないんですよね。。。



 あんまり高度落としたくないなー と思っているとお花畑だろうポイント発見。よく山のお花畑と言われるところを見てこれだけか、つまらん。みたいなコメントを見ますが、でも考えてみて下さい。この明らかに葉も弱く丈も低い花がこれだけ密集して優勢状態にあるって凄くないですか!? 特にここは楽しみにしている人がいるというのも納得の規模です。単純にユキワリソウを見たいなら東赤石に登れば良いですが、今の向こうは平均3:30時間ぐらい掛かりますからね~ さらにそこから30分かけて山頂(ノ∀` ) 早い人の記録だとあれも2時間半ぐらいになるようですし挑みたい気もしますけど、カメラ一式だけで1kgぐらい無駄に重いのでいかんせん鈍足がさらに(ノ∀` )

キバナノコマノツメです。

 サクラソウ科でしたっけ。四国だと雪を割ることはないでしょうがががが。園芸品種として売っていても違和感のない綺麗な花です。園芸品種の方が見栄えはいいから欲しい人はそっちを買いましょうね?

なんか謎のマークを発見。多分ここから稜線に上がって西ノ冠目指すんでしょうね。西ノ冠は展望もあまりないと聞いていますので今ひとつ検討していませんが。でも、山に興味の無い他県の人に石鎚ってどこですかと聞かれたら、多分遠景に、南尖峰からこの西ノ冠コルまでを伝えると思うんです。厳密に言うと左三分の一ぐらいがソレとはあんまり伝えないと思うんです( そう考えると、石鎚の著名なピークの一つとしてはそのうち踏みたいですね。高瀑から上がる方が正当派みたいなイメージはありますけど、現実には石鎚から下って踏むのが主流というのは知っています。

変な形の木がありました。厳しい環境に負けず凄い奴です。

イシヅチザクラには実がなっていました。花も小さいけど実もとても小さい。

 久しぶりに二ノ鎖前のトイレを覗いたら、ここの手洗い場蛇口が着いたんですね!?
以前はぶちまけんばかりに沢の水が荒れていましたけど(
この少し上でこの日最初の参拝者に出会いました。遍路巡りしているのでここは是非来たかったと言われていましたが、こんな天気の日になって私も残念です(ノ∀` ) 1人ではきっと天狗までは行かれないことでしょう。できたら言って欲しい。でも、雨とか風が強いとか多くの人は行くべきで無いと言います。でもそんな晴天を選んで上れる人ばかりではないですし、これもまた山だと思うのです。
全然別の話で、車の遍路って良いんですけど、あんまり意味ないのではと山歩いて居るとたまに思います。きつい山を延々歩いて居ると無心になります。そうしたときになるほど私に信仰はないが確かにこれは業だと思うのです。何も考えられなくなるぐらいにひたひた何かをする。それが遍路ではないかなと。まぁ、江戸時代以降の講や遍路は、言い訳のしやすい旅行という側面が強かったようですが。

て、ところらで今日の山歩きもおしまい。そろそろ雨じゃない石鎚にも来ないといけないなと思います(

登り始め 9:00
第二ベンチ 9:43
東稜基部 10:00
表参道分岐 10:44
弥山山頂 11:12
天狗岳山頂 11:30
面河分かれ 11:57
西ノ冠コル
駐車場 15:17

ご飯を忘れたぐらい荷物を絞ったので(笑)捜し物をしながらにしてはまずまずのタイムです。同じぐらいの条件でも朝駆けするともっとかかるのでやっぱり足場が見えるというのは大切な要素ですねー 慣れてきたのもあるのかもしれませんが。




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