峨蔵山とは別子山村方面で古くから呼ばれていた権現原~峨蔵越までの山域を指していたらしい。先日、二ノ森にいった際にイワカガミを見たので気になっていたのだが、丁度実働日の天気が悪かったので、暑い自分ながら少しは涼しかろうと思い立った分けである。
マメ科と思われるよくわからないものがある。
ヒメウツギは絶賛咲き誇っている。
なんだろう?
残念ぼけぼけ(ノ∀` )
グミ系のなにか。
住んでいる人が植えたと思われる。
ということで、登山口に到着。
これも植えられたモノだろうけど、なかなかに立派である。
ここの様子はちょっと異様である。
テンナンショウみんなわりと好きですよね。
三連はなかなかお目に掛からないb
以前にやっぱり暑い時期にここを登ったときには異様にばてて、今日は幾分か涼しいが睡眠時間もちょっと微妙で不安満載( ´∀`) どう歩けば体力をキープできるのかおそるおそる始めるわけである(ノ∀` )
自然林はなにやら心が躍る。
この道は途中まで保線路と同じくするので比較的よく手入れがされている。
終わったとおもったらまだ植林地だった(゚∀゚ )
フタリシズカは絶賛咲き誇っているけれど、ヒトリシズカは今年もからぶったかな?
蛇遭遇!
こいつやたら太い。
まるでツチノコである。蛇を飲んだのか? 他にも蛇は多数みたけれど、これだけ威嚇してこちらをずっと見ていたので卵を抱えているのかもしれない。
なんでしたっけ?(ノ∀` )
遠く権現岩が見える。うーん。前回ぼろぼろだったし、法皇山地の主たる法皇権現様にご挨拶をしていこうか……
まだまだ続くよ植林帯。まぁ歩きやすいという事ですけど。
タニギキョウはどこにいってもある。
ヤマジノホトトギスはこの筋も大量
なにやらチャルメルソウもどこにでもある
何の実?
古い記録だと栗の木を~とか柿の木を~とかある。見分けが付きませんが。
実でジャッジするのか?
斑入りのこいつはなるこゆり。触ってみたけどつるつるだった。
全部がそうっていう分けでもないのでしょう? この後、少なめで沢の水で補給します。フルタンクになったらやっぱりちょっと重いな(ノ∀` )
分岐に来ました。以前に一度雨の日に権現原から下って良い道ではないなと判断しましたが、今日はしめってもないし?
行ってみましょう。
このあたりも笹が枯れている。
なかなかすごいアセビの大木。
エゴノキか?と思ったらカメノキだったという。
わりとよくみる虫? なんだかすごいやつだとテレビで見たような。
このあたりも橄欖岩の領分。
植林帯が終わりそう?
なかなか厳しい戦いをしたと見えるが無事だったのか?
シライトソウ。もうそんな時期なのかー なんでまた縦走なのか( ´∀`)
前にやばいなと思った場所。
しっかり巻き道がありました。誰か微妙に手入れしている?
ただこの道はわりと野趣に富んで良いな。濡れてないと。もともとの古道が色濃いとも思える。
あー これこれ。ここでやばいわと思った崩落地。ガレ場からいったら普通だった。
墜落し?
ここでも水は取れるはず。ちょいと細いけど。1381m点らしい。
権現原へは涸れ沢を通ります。コレより上の沢にはこの日は水なし。
稜線が出てきた
遠くに保線路が見える。あっちは見るモノあんまりないし、これはこれでこっちもありかなー?
盟主権現岩。
図鑑をみるとこういう長い奴が紹介されているけど、わりと、ない( ´∀`)
着いたよー 稜線に。スタートラインに経ちました( ´∀`) 1461m。ということは水を取りたければ80m下ると。
南側の山々。歩いた稜線もあるのかもしれないけど、わからん( ´∀`)
北面。八巻山は分かりやすいb
鉱山跡と思われる場所が見える。
雪割草もシーズンなんですけど、また来年にしますね(ノ∀` )
道中ずっと一緒( ´∀`)
これはなんでしょう?
ニガナでしたっけ?
ちくちくして好きじゃないけど、この花はなんか綺麗に思った。
権現岩到着。確かにこうみたら権現原から東赤石は一時間かかるわ。。。 あの筋も道はあんまり手入れ届いてないし。
今日の無事をおねがいします。
とりあえずあの鉄塔に向けてですね。
保線路分岐到着。
これはウスノキとかになるんでしょう?
権現山到着! ここまでの薮は既にちょっと萎える。そしてここから縦走路、毎回間違って踏み出す(ノ∀` )
道はあるんですよ。一応。見失わなければ。
シャクナゲの残りがちらほら。
あれはきっと日本石
向かって、中央無名ピーク、左、無名ピーク、右が黒岳。
近く見えるけどここから1時間ぐらいかかっても不思議じゃない(゚∀゚ )
今年は豊作なの? ギンリョウソウ
日本石
こうして見た方が厳めしさが分かる。瀬戸内側では天狗岳と言われていたらしい。というか、瀬戸内のこういう岩塊には天狗が住んでいると思われていたという。
ついにチゴユリ発見!
全域にわたってちょろちょろ居ましたが、最初はちょっと感動しますよねb
振り返って東赤石の稜線。ここまでくると八巻のほうが高く見える。
去年と同じ。今回はパスかな……
ツクバネソウ
と、どーんと。山肌、というか山塊が。これが黒岳ってことか? なんて思ったんですが先ほど改めて伊藤さんの本を読むに、黒滝の先にあるピークが黒滝→黒岳になったのではという事でした。岳=滝という名前もわりとあったそうな。
まぁどこからでもあがれますが、ここも接続が分からなかったけど、右手に道がありました。
既にわりと歩いて居るなぁ。。。
山銘板なし。黒岳。
来た道と
行く道。エビラ近そうに見えるけど……
けっこう厳しそうな稜線だこと。
角閃岩の厳めしい岩塊がごーろごろ。
それほど大きくは無いけどブナも点在。なんでこいつら水が居るのに水が薄そうな場所に???
この写真の前にやたらでかいカエデの葉があったんだけど、試しに1枚。
ガーネットの赤。かなりあるです。
もうヘロヘロですが
なにやらぎゃーぎゃー聞こえるので撮ってみた。わからん。
デジタルズームをいれてみた!?
トリミングをしてみた! やった! 初ホシガラス! 模様もちゃんとしている。そして思ったよりも二回りぐらい小さい! 何枚か撮ったけどあとは後頭部しか見せてくれなかった(゚∀゚ )
最初はこれを撮ろうかとおもって泊まったのよ
さっきのよりデカイですね
大きな岩塊があると、大きく巻くという事で……ひぃー
ガスが出てきた(ノ∀` ) 岩場が濡れて滑らないようにいそがねば。。。
エビラ山到着。山銘板、だったものというか……ここのピークも小さくて特にないです。地図上でエビラ形なの???
と、疲れ果てていた頃にイワカガミ発見! これはなかなかの数奇者でないと実物を見ないでしょ(゚∀゚ )
これなんの葉?
4ヶ所ぐらいで群生があったものの、そこかしこ、という程でもなく。探せばもっとあるんでしょうけど。なにせ奥深い(゚∀゚ )
到着。
これがイワカガミ岳のピークと言われている場所です。
もう残りは下り優勢のはず。足はくたくたですし薮が足に刺さるわ、顔に跳ねるわ、雨降りそうだし、汗をぬぐうより蜘蛛の巣をぬぐっているありさま( ´д`ll)
これがみえたということは!
二ツ岳到着! 二ツ岳はなんとなく二つの角があるからと思っていたんですが、もともと山肌の岩場が二ヶ所めだって二つ滝っていう名前だったと伊藤さんの本に。
ただしガスガスだがな!
あれはきっと鯛の頭。
ちょっと歩きやすいような、やっぱりこの当たりも薮がきついような( ´д`ll) もうちょっとまじめに手入れしたらいい岩山だと思うんですが、どこも人手不足ですよね(ノ∀` ) ここの緑が繁るスピードはなかなか早そう。
ハネヅルの尾根かな? なだらかで平和そう。今度時間がないときに狙ってみようかな?
峨蔵声到着!
めっちゃ歩きやすい! と思って水場すぐなんですけどかなり細い。きっとこの水を飲んだら粉っぽい(ノ∀` )
いい雰囲気の道です。もともとは鉱山の道だったんでしょう。
いい雰囲気。はよついてほしいけど(ノ∀` )
あれ? 道がないよう?
この崩れ方はちょっと危ない。雨の日はあぶないかも。。。
ホウチャクソウも回収してこれでアマドコロ以外は勢揃い!
もう終わって欲しいと思ったら植林帯で急激に高度を下げます。
諦めていた頃に到着しました!
さつて、ここから自転車ですが、下についたらずっと登りなんですよね。。。。 知ってる(ノ∀` )
自転車を押して歩いて居ると、見事な隈が。元々熊の語源って黒いっていう事だったらしく、熊でもいいみたい( ´∀`)
これも自転車を押しながら。ぽっとホールですね
激闘の到着!!!
さて総括です。今回床鍋から登っていますので左のポイント下から、水場、権現越え、権現岩、鉄塔、保線路分かれ、日本石分かれ、黒岳、エビラ山、イワカガミ岳、二ノ岳、鯛の頭、権現越え、肉淵登山口、となります。このコースはどちらからいっても下の車道を覗いて10時間の歩行が想定されるロングコースです。私のようなソロだとどこに自転車を配置するのかが問題ですね。肉淵から床鍋まではずっと登りでした(ノ∀` )
エビラ山ってこの形から来ているわけじゃないですよね? こうしてみるとピークは三角点は先端にあるのか。
イワカガミ岳ピークよりも少し下った所にイワカガミは有りました。なかなか、どちらから言っても気が重い遠さですね( ´∀`)
気温は20度でしたが曇り。稜線まであがると風がそこそこ強く涼しかったです。問題は枯れた笹が槍衾のように身体を押し返すこと(ノ∀` ) 何ヶ所か血が出てました。。。 あとは蜘蛛の巣。汗よりも蜘蛛の巣をぬぐう行程でした。噂に違わぬ難コースだと思います!
LOG的には昇降差1370mぐらい、歩行距離22km、実稼働時間11:26、歩行時間7:16という事ですけど、つまりは足を踏み出すのがおっくうで立ち往生していた時間長いって感じでしょうか(ノ∀` )
床鍋 6:06
床鍋登山口 6:17
権現越え分かれ 7:50
最終水場 8:52
権現越え 9:11
権現山 9:37
黒岳 11:21
エビラ山 12:35
イワカガミ岳 13:50
二ツ岳 14:21
峨蔵越え 15:30
肉淵登山口 16:34
床鍋 17:23
こうしてみると特に権現山から黒岳の範囲が登山地図より大幅に遅く、全体的に遅いんですが、最後までバテきらずにはなんとか出来た、という所でしょうか。ちなみに伊藤玉男さんの昔の本に参考タイムがあったんですが「ミドルペース」という但し書きがありましたが、稜線は山と高原地図ぐらいなんですけど、床鍋から権現越えまでは2時間ぐらいですって(゚∀゚ )
イワカガミ岳のイワカガミという目標を一つこなし、さぁ次はどこにいきましょうか!
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やりましたね〜、もはや山ガール(死語?)ではないですね。ソロ、くれぐれもお気をつけてお疲れ山でした。
返信削除KUR
2度目のコメントありがとうございます。色々とやりにくい時期ですが人に迷惑をかけない程度に頑張りましょう!
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