続・だらだら山歩き

石鎚御山開き 2019年7

今年も石鎚の御山開きに詣でてきました。
今年は1日が月曜で土日が1度しかなく、かつ雨も降らないかもしれないとなれば混雑が予想されていたのです。私の予定も土曜日ただイッタク。しかし午後に予定が入る!? ──!! そうだ、昼までに帰ってこよう(゚∀゚ )  雲海は見られそうな気温じゃないし、御来光を狙うとこの山開き期間限定の3:20の始発でも多分無理。まぁ、5時ぐらいのロープウェイに乗れたらいいか(゚∀゚ ) ということで4:40のロープウェイに乗れました。さすがに今年は人が居るなぁ。雨の有無は大きいなぁ。



 前神寺奥ノ院にも光がともっています。そういえば御山開きの間は開いているんでしたっけ。

御来光も雲海も狙わなくて良かった。想像通りのガスですわ。成就到着。気温は15度ぐらい。

 朝も早いのに人が多い。なんだかおかしな場所に迷い込んだかのような石鎚成就社本殿。

5:11  御神門で簡単に御幣で祓って貰ったあと、謎のえいえいおー。こんなのあったっけ? というか景気づけの方向を間違っていない? 頂上に到達出来ることを願ってとか言われたけど大多数はするつもりでは??? 飲みながら会議したんじゃないの? 商売っ気が強いのが御山開き期間の残念ポイント( ´∀`)

 もう5:19。当然のように明るい。気が付けば鳥のさえずりが変わっている。今年はツツドリの声を良く聞いた。

 そろそろ坂が始まるらしい。ロープウェイのグループだと一番先だったんだろうけど、始発から4本以上後なのでいけどもいけども人が居る。今年は時間の制限があるので荷物を減らしている。もっといえばカメラを持たなかったらあと1.5kgは軽くなったと思う(゚∀゚ ) 手ぶらの信者さんが颯爽と、いやそうでもないな、息も絶え絶えに登っている。水は現金と交換と思うと逆に今風である。業である気は下がる気もするけど。なので私の中でペットボトル2本持った人がポイント高い(o゚ω゚o) 私は2L持っている。炎天下モードになっても余る計算(

 なんだろう。毎年来るたびに新しいものが目に付く。同定出来そうな木

 正直、石鎚最大の気持ちの上での山場がここではないかと思う。この後を登り切ればもう試しの鎖。

 階段の奥に看板が見える。あれが試しの鎖。

 5:56 お山期間中は出来るだけ鎖を登る様に心がけている。試しの鎖は年に3回ぐらいしか登らないような気がする(゚∀゚ ) 登り口はいつもの通り湿っていて怖い。これで試すから鎖怖くなるのでは。

 ほぼほぼ真っ直ぐで感じが良い。やっぱり辺りの鎖場として一番怖いのは子持ち権現の裏ですね。林道側からの奴!!

王子名を覚えていない。ごめんなさい。

夜明峠まで来るとガスが薄れて天狗の頂きが垣間見える。これは奇跡が! という甘い妄想はしないぐらいに山に慣れた(o゚ω゚o)

6:33 一ノ鎖の取りかかりますよ。乾いた鎖に触るのってどれだけぶりだろう(; ̄Д ̄)

オトギリソウ? 夏の花の季節が来たんですねー 今年は梅雨が明けていないけれども( ´∀`)

二ノ鎖小屋と鳥居。人の気配がとても強くなってきた。土小屋からの人のほうが例年多いですしね。

記念撮影をしようと白装束の方々がのたまっている。なぜにここで?

6:46 二ノ鎖に取り付きますよ。ラッキー前に白装束の方が! 私も慣れたし今日は乾いているし写真が撮れる距離をキープするぜ!(

 鎖と行者さん。絵になるなぁ

前を行くのは一家さんと単独の行者さんらしく、小学生のお子さんが頑張っている。ちなみに後ろからはランニングスタイルのお姉様グループがきゃいのきゃいの登ってきている。

7:01 三ノ鎖に取り付いた。高度的にも大体ここにきたらガスである(゚∀゚ ) 白装束の方の鈴なりになった絵を自分の目で見てみたいものだ。

凄く雲が薄くなったりしているが頂上の明かりが差している。

もうすぐそこ! 写真を撮っているから遅いという説もある(

7:10 弥山到着。

御神体は写さないでね右から入ってねと流れ作業の神職さん。

御札は山小屋でと言われたのでそのまま天狗に向かう。ドウダンツツジが凄く紅色で綺麗。

 今日なくてもいいカメラをわざわざ持ってきたのはシコクイチゲを探したかったんです。愛媛県絶滅危惧種ミヤマダイコンソウ。バラ科と言われれば確かにそんな花をしている。強いガスと風の中取ったにしては見られる(

 探せど探せどミヤマダイコンソウ( ´∀`)



 ウバタケニンジンによく似ているけど多分イシズチボウフウ。こちらも絶滅危惧種。

 崖面を彩るミヤマダイコンソウ。生存競争に勝っているのか負けているのか悩ましい

 シコクイチゲない( ´∀`) すごい風と濃いガスで凄く涼しいです。気温は11度。

 7:24 天狗到着。

 それらしい株はあるものの蕾は確認出来ない。この角度の王子社、かっこいいね(゚∀゚ )
キリは無いけどそろそろ下山しようと思う。無念……

 崖面を上から取っているので花が全て背を向けている。

実は風で花が激しく頭を振るなかでの撮影だったので、安パイ用に風が入り込まないところに咲いていた一輪を撮っている(

 信者さんはむしろ増えている。そらそうか。

 しかし記念写真にいそしんでいる人も居る。そらそうだ。

 さぁ下山しようかね?

 とおもって最後のあがきに探したらあった(゚∀゚ )

 もともとあまり興味のない花だったが、なかなか写真写りの良い美人さんである(゚∀゚ ) 晴れていたらなお美人だっただろうがそれはそれ、これが自然であるし山の上なんて雲の中である事が多い物である。

 撮れば撮るほどどこかで見たような構図になるのが自然撮影の面白さの一つではないだろうか(ノ∀` )

 ぼちぼち堪能出来た。しかし光量がないから白がもうちょっときりっと出てない。RAW加工はしない派です(面倒ダカラ

 シュロソウ?

 イワカガミはもう残っていなかったけれど、ミヤマダイコンソウは大盤振る舞い

 時間が良くなって来たのかバスご一行らいき大行列に3度ぶちあたる。身動きが取れない。100越えた塊に思えるけど、このなかで待ってくれてありがとうの趣旨の言葉は5名ぐらい。本当の気遣いってなんですか?(ノ∀` )
 ちなみに位の高そうな行者さんは基本道を譲ってくれなかった。人より上に立ちたくてそうしているんだろうから分からなくも無い。しかしこっちは5時間行程なら小休憩とらなくてもなんとなかるぞ?

オオヤマレンゲを発見。ぱっと見つぼみしかないようだ。

妙に毒々しい赤が目に付く(o゚ω゚o) 菌類はいっそ自由に感じる。

 ヤマボウシも道中に咲いている。この季節何度も通ったのに記憶にない。きっと何年もこんな感覚が変わらないんだろう。

 遙拝殿に無事な下山のお礼に上がる。神輿の存在にびびる(
お百度詣でをしている方がいらっしゃった。本当の願掛けという空気が伝わってくる。


今回は安定の大分と、初めて気付いた大阪の大群の方が凄かった。
それとは別の話し、ナンマイダと唱えながら歩いて居る方が2組。凄い。本式である。行者さんが付けている鈴は1つなると1回念仏を唱える代わりになるといって売り出されたと記憶している。人間って商魂たくましい。というか宗教って商売のチャンスなのか。神道の神様がおわすのに拝戴を与える時には不動真言を唱える。とても日本らしくて実は嫌いじゃ無い( ´∀`)  あと、裸足の先達がお一人いらっしゃった。凄すぎる。まさしく業である。



4:40 山麓下谷駅発
5:02 成就社
5:11 神門潜る
5:56 試しの鎖取り付き
6:33 一ノ鎖取り付き
6:48 二ノ鎖取り付き
7:01 三ノ鎖取り付き
7:10 弥山到着
7:24 天狗岳到着
9:26 成就社
10:00 ロープウェイ発

気温15~10度。

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